情報学はサイエンス&テクノロジー
情報学は科学の発展と技術の進化を牽引し新しい価値を産み出す。
スマートフォンのアプリを自由自在に操り、ゲームや音楽のダウンロード、
動画共有サイトに映像をアップロード。すでにあなたは情報を使いこなしているでしょう。
もう始まっている未来。
人工知能を用いた車の自動運転。
ドローン(無人航空機)による荷物の自動運搬。
これらは人間を時間と距離の制約から解放し自由をもたらすでしょう。
様々な質問に音声で答えてくれる対話ロボット。
健康を管理し、病気の診断をしてくれる携帯型デバイス。
これらは人間の知的好奇心を満たし、病気の不安から解放してくれるでしょう。
このように情報学は、テクノロジーによって人間を取り巻く様々な障害を取り除き、
生活に新たな価値をもたらします。
一方で、あふれ返るデータ、社会の急速な情報化は、
人類のかかえる根本的な問題、自然や生命にかかわる深刻な問題を複雑化します。
私たちの世界観が揺り動かされているといってもよいでしょう。
だからこそ、いま、ビッグデータ分析やモデリング、
スーパーコンピュータを用いたシミュレーションによって
情報という観点から世界を見つめ直すことがとても大切なのです。
サイエンスとしての情報学です。
名古屋大学に新設された情報学部では、複雑化・多様化する現代社会が直面しうる問題を発見し、それを解決する知識・思考・技術を身につけ、新しい価値を創造する人材を育成します。
情報学は科学技術を進化させ、人類が対峙するあらゆる課題を予測・判断し、解き明かす力をもたらします。
情報は、世界を動かす。